加納 みどり
2018年入社

クリエイティブ事業本部 機内エンターテインメント部 映像・オーディオグループ
2018年入社
入社後は、国際線で上映する機内エンターテインメントコンテンツの編成・調達を担う、クリエイティブ本部機内エンターテインメント部映像グループに配属。ハリウッド映画、ヨーロッパ映画、アジア映画および海外ビデオプログラムを選定し、全体の編成管理を担当
わたしの仕事「機内上映する映画が選定されるまで」
- PDCA会議
- 前月の視聴結果をもとに、良かった点・反省点・視聴傾向・今後の課題などの振り返りを行う。
- 編成方針・策定
- 約3カ月前に映像グループで集まり、当月のお客さま像を分析しつつ、編成方針を策定。
- リサーチ
- 海外の販売代理店に新作映画のラインナップおよび言語情報をヒアリング。また、旧作映画は何を入れるか、当月のトレンドをリサーチしつつ、決定していく。
- 海外との電話会議
- 販売代理店との電話会議。リサーチ結果のヒアリングおよび意見交換。それを受けて、上映する作品を絞り込む。
- 選定会議
- 関係者が集まり、上映する作品の選定を行う。
- 編成作業
- 機内誌上での配置を検討して、全体の並び順を確定。
- 特集を企画
- 機内誌の表紙、巻頭特集、テーマ特集、コラム作品の確定。
- 編集会議
- 機内誌の編集プロダクションと編集会議。
現在の仕事において、やりがいや面白みを感じる部分を教えてください。
JALの機内でご覧いただける映画などの映像コンテンツの選定、編成、調達を担当しています。映画でいえば、毎月20本ほどの作品を視聴したうえで、機内に搭載する3カ月ほど前から編成を組んでいきます。映画館や動画配信サービスで映画を観るのとは異なり、機内という特別な空間で映画を観ていただき、空の旅を快適に過ごしていただく、というところが前提にあります。「映像コンテンツを使って何がしたいのか」が明確なので、そこが魅力ですね。夏休みであれば、家族連れや学生のお客さまも多く利用されるので、お子さま向けの作品を選んでみたり、学生に人気のある作品を探してみたり。データ分析をもとにどのような映像作品が好まれるかを予測したうえで、機内に搭載する作品を編成するのですが、こちらの予測と実際のお客さまの視聴の動きが合っていると、お客さま満足度の指標のひとつとしてアンケートに反映されますので、「やった!」と。とても嬉しい気持ちになります。

JBCとはどのような会社ですか。会社の雰囲気や入社してギャップと感じたこと、魅力、強みを感じるところを教えてください。
一人ひとりにプロフェッショナルの意識が強く、「やってやるぞ!」という意欲を持った人が多いように感じます。いい意味でのベンチャー感もあるんです。基本的にはJALに関するお仕事が多いのですが、外部のクライアントからの仕事も少しずつ増えているように感じているので、これからもJALの仕事を大事にしながら活動領域が広がっていくのではないでしょうか。これまでの伝統がありつつのベンチャー感なので、これからもっと面白くなっていくのかな、とも思っています。ギャップといえば、社員の多くは「英語ができない」と口にしながらも、ナチュラルに話す方も多い、ということ。映像コンテンツを代理店に依頼する際は英語でのやりとりになりますので、そこは私も頑張らなければ、と思っています。

JBCの一員として働き、得たものにはどのようなものがありますか。それはご自身にどのような成長もしくは変化をもたらしましたか。
入社して、最初に感じたことは、「同部署の先輩や同僚たちがみな毎日トップスピードで仕事をしている」ということ。もちろん、互いにコミュニケーションをとり、休むときはきちんと休みながら仕事をしていますが、できるだけオン・オフをつける、という雰囲気があるように感じています。それぞれのライフステージによって働き方は異なりますが、「長時間働くことが偉い」という考えはなく、私もメリハリをつけて働いている姿を見習いたいな、と思うように。また、部署内は一人一人が発言する機会も多いので、日頃から“考える癖”をつけることを意識しています。特にインバウンドのお客さまはどんな作品を好まれるのか、想像が先行してしまうことも多いので、飛行機を利用する際に加えて、なるべく空港に足を運び、直接お客さまの様子を観察して、業務のヒントになる情報の取得を心がけています。

3~5年後の自分はどうなっていると思いますか。またどんな挑戦をしてみたいと考えていますか。
いま国際線の機内では1カ月に70作品ほどの映画をご覧いただけます。多くの方が注目するハリウッドの新作は必ず入れるようにしていますが、同時に日本未公開作品もラインナップに入れるようにしています。ありがたいことに「日本未公開のものを機内で観ることが出来て嬉しい」という声をいただくことも。これからもお客さまの期待に応えられるよう、映像コンテンツの編成に対する知見を深めていきたいですね。
また、JALをご利用いただくお客さまと実際に触れ合える企画に挑戦してみたいと模索しています。現在の業務を通じて得た知識を活かして、お客さまをワクワクさせられるような仕掛けを発信できたら―—。一人でも多くのお客さまにJALに興味を持って、さらには好きになっていただけたらいいな、と思っています。


私のお仕事必須アイテム!
業務上、数多くの映像を視聴します。
長時間使用していても耳が痛くならないヘッドホンやイヤホンは必須です。気分を上げるために、自分仕様にカスタマイズしたりもします。